「何度言っても変わってくれない……」 どんなコミュニティにも頭を悩ませる存在がいるものです。「何度伝えても理解できない人」との関係を根本から変える、まさに究極とも言える付き合い方をご紹介します。 是非、あなたの選択肢の一つになれば幸いです。
はじめに
これまで様々な人間関係を乗り越えてきた私も、最近困った人とのやりとりを経て、人生初の事例にぶち当たりました。
若いころは、妙にまじめな性格と正義感に駆られて、相手を正そうとほとんどのケースで試みてきました。
論戦も得意であったため、時として強行に言い負かしてきたこともあったと思います。
しかし、精神的にも成長する過程で、私にとっての常識が必ずしも相手にとっての常識ではないことに気付き、時には受け入れる事も選択肢としてあることを私自身も学びました。
勿論、受け入れる限度はありますが、そのストレスは大幅に減少し、また相手側も余計なプレッシャーが無くなることで、逆に期待していたことが出来るようになった事もありました。
ただこれらは、一般的常識は理解した上で、個人の基準が少し違うというケースでした。
事の始まり
大した特技のない私も、人を見る目という点においては、かなり自身を持っています。
過去にも様々なシチュエーションで、その人物を見抜き予見することが出来てきた経験があります。
世の中のことを知り、若い世代や子供達の未来を作っていく役割を果たしたいという大いなる目的をもって、1年半ほど前から同じ価値観をもった仲間と村づくりプロジェクトを立ち上げました。
健康的な食べ物を作ったり、極力社会やお金に依存しないことで、ストレスから解放されて自由な生活を求めて、着々とプロジェクトは進行しています。
しかしながら、一人の中心メンバーの言動に何度も悩まされて来ました。
今のプロジェクトチームを発足したのが1年半ほど前のこと。
当時私を含めて4人のメンバーが初期メンバーとして決まったのですが、当初からそのメンバーの言動に懸念点があり、メンバーへの加入を反対した経緯があります。
その時は何をするにもマンパワーが必要だったり、他で確定している3人は全て男性であったことから女性の存在価値も大きいという提案を受け、妥協してしまったわけです。
その提案をしたのが、実質私ともう一人の本当の創始者といってよい存在です。
その彼が見つけてきた人物でもあり、私も一旦は受け入れたことになります。
今思えば、この時が唯一の取捨選択の機会だったと思います。
懸念点はあっても、私の主義として一度受け入れた以上は、最後まで面倒を見るという方針はあります。
そのため、出来る限りこちらから彼女を切ることはしたくないという想いでした。
プロジェクト1年目
彼女にも良い点はあります。
とにかくその実行力と行動力は素晴らしく、まずはがむしゃらに前に進めていくステージでもあった1年目においては、彼女の貢献度はとても大きかったことは認めています。
また女性メンバーがいる事もプラスとして働いたこともありました。
そんな中で私や他のメンバーからも「チームでやっている以上はこれはNGだよね」とか「これはだめでしょう」と言った声が頻繁にあったのも事実です。
とは言え、本人がせっかくやる気になっているところで、毎回注意や指摘をする事で、せっかくのやる気に水を差すのもどうかと思い、目をつぶってきました。
そんな折、昨年夏のことです。
彼女のやりたい企画が提案されました。
絶対的な自信をもっての提案だったため、まあ大丈夫だろうと思っていたのですが、いざ進めていく過程で、到底予定日までに準備することは難しいことに気付き、このまま強引に進めると、巻き込んだ仲間たちにも迷惑がかかってしまう。
そこで私が話し合いの機会を設けました。
最初はその反対意見に対しては、全く聞く耳をもたない感じでした。
しかし、中心メンバーは勿論、ちょうど集まっていた他の仲間たち全員から反対され、ようやく彼女もその企画を中止する事に合意しました。
この時は、私を含め他のメンバーもしっかりと実現性について追及できてなかった点もあり、私自身も彼女の提案に対しては慎重に精査する必要があると学びました。
当然、全員から反対されことから彼女自身も学んでくれたと思っていました。
再び大問題
しかし、その後も度々気になる点は発動していました。
その度に、一人のメンバーが注意は促してきました。
そんな中、遂にやってくれました。
私はこれを懸念していたのです。
何をやったのか?
我々中心メンバーには一切提案もなく個別の打診すらない状態で、勝手にイベントを企画して告知してしまったのです。
まあ、グループLINEで何かイベントを考えているのかな?という程度の投稿はありました。
・・・が、特にメイションつけての確認依頼もなければ、MTGすらない状態でチラシまで作ってしまい、一旦チラシの配布は待つように伝えたものの、こちらの趣旨を理解せず配布してしまいました。
共有の経費も勝手に使う事になっていたので、状況だけ見れば業務上横領と変わらない行為です。
普通の犯罪者はこそこそやるものですが、彼女の場合は「やるぞ!」と宣言してやろうとしていたという違いはあります。
4人でやるから一人では出来ない事が出来る、そんなプラスを活かすためには最低限のルールは守る必要があります。
私も近年では、世間の常識は必ずしも正しいとは思っていませんので、全てを一般常識に当てはめようとは思いません。
ただ彼女のこのような行動はその次元の話ではないと思います。
例えば共有の経費を使って、「○○に反対!」とか勝手にデモをやられたりしたら、とんでもないダメージを受けることだってありうるわけです。
未来に向け、大いなる目的に向かっているのに、彼女一人のためにコミュニティ自体が崩壊することも充分にありうるという危機感を感じたのは言うまでもありません。
こうなる事が予想されたため、当初反対した経緯はあります。
他のメンバーへ一言確認や了解を得てからやれば、大した問題にはならないかもしれないのに、そんな当たり前のことができないというのは残念です。
これは常識の押し付けではなく、他のメンバーを蔑ろにする行為です。
最後のチャンスを
さすがにこれは4人で集まって話す必要があると思い、話し合いの機会を設けました。
前回企画がとん挫した時から半年も経っていない状態です。
もう一回変わるチャンスを与え、もし彼女が自分の非を認め、反省し、変わろうとするなら、このプロジェクトにとっても一つのサクセスストーリーを生み出すことができると、前向きに臨みました。
しかし、彼女からの反応は想定以上にがっかりする発言でした。
反省がないどころか、そのようなことをやって当たり前と発言があり、さすがに私以外の他の二人からもそれはダメだと指摘されていました。
そして、自身の行動を何とか正当化させようとしたり、他が悪いと言ってみたりと。
結局最後まで謝罪の言葉は1回もありませんでした。
4人の初期メンバーで走り出した当初、かなり早い段階でしたが、取り決めたことがあります。
この4人で合意したもので進めていくこと。
そして一人でも明確に反対がある場合、一旦立ち止まることも決めました。
その根幹となる秩序を一切無視した行動を起こし、間違いを認めることが出来ず、反省も出来ず、正当化する姿勢にはあきれるしかありません。
さすがに今回のコミュニティを私物化したイベントは、彼女の個人主催へ切り替えさせました。
ただ、すでに告知してしまっており、公式のSNSを使って集客したいと申し出があり、今回に限り仕方ないと許可しました。
個人主催に変更した経緯も納得したわけではく、他3人から反対されたことから、渋々変更したということです。
成長を願った私からの招集MTGも目的を達するには至りませんでした。
結論
人生初の特異な事例。
結局どのように対処したのか?
その答えは以下の通り。
対外的な問題や自身のポリシー、他のメンバーとのバランスを総合的に考えた結果、彼女を切る事はしませんでした。
普通ならとっくにクビでもおかしくない言動です。
私は今回、人生で初めて論破するでもなく、シンプルに許容して受け入れるというでもない判断をしました。
プロジェクトは10年計画を立てようとしていたところでした。
しかし、いずれ彼女に乗っ取られることを覚悟した上で、せっかくなら今一緒にできる間に、このプロジェクトで体験できることをプラスとして考え、いずれ良きタイミングで別のコミュニティを立ち上げる方向で、ほぼ意思決定をしたことになります。
ただ引き寄せの法則ではないですが、何事も自身の精神性を向上させる時には、感謝の気持ちは大事です。
ここまで捻じ曲がった彼女に対してどうしたら感謝できるか?
その結果が、いずれ彼女に譲ると覚悟を決めた事です。
それまで体験出来ることに感謝をし、次に繋げる。
こんな考えに至ったところで、気持ちがフッと楽になり、自身が何か成長したように感じたのです。
勿論、招集MTGの翌日にもう一人の創始者とは話をしています。
彼も素直に私の考えに賛同しました。
ここまでは何度も懸念点が浮上するたびに彼女のそこまでの貢献度や彼女のやる気は買いたい。
だからどこかで腹を割って話しましょうと提案されて来ました。
そしてそのチャンスがあり、話した結果、全く会話が成立しないという結果となったわけです。
つまり、この人物とは対話ができないということが明確にわかったということです。
ゼークトの組織論では排除すべき対象なのですが、しばらくの間は一緒に村づくりをしていくことになるわけです。
その状況で出した一つのベストアンサーが今回の決断になります。
もしかするとレアなケースかもしれません。
通常、村づくりやコミュニティーを作ろうと行動を起こした人たちは、精神的にも成熟した人が多いと思います。
今回の話はお役に立てたでしょうか。
また次のテーマでお会いしましょう。


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